
東北を代表する夏祭りの一つ「山形花笠(はながさ)まつり」が5日、山形市で始まった。7日までの3日間で147団体、約1万400人の踊り手が参加を予定している。
パレードは午後6時過ぎにスタート。踊り手が赤い紅花の造花をあしらった花笠を手に「ヤッショ、マカショ」の掛け声に合わせて練り歩いた。約800メートルのコース沿道には多くの観光客が訪れ、会場は熱気に包まれた。

期間中の毎日午後1時半から「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」では「花笠舞踊団」による踊りの披露や指導などのイベントがある。
また、今回初めて熱中症対策として国土交通省山形河川国道事務所はパレードの一部区間の歩道下にある管に地下水を通す融雪設備を稼働させ、路面温度を下げる試みを実施する。担当者は「観客の足元の熱さが少しでも和らいでくれれば」と話す。【竹内幹】
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