第107回全国高校野球選手権大会は5日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕した。
開幕試合の創成館(長崎)―小松大谷(石川)では、甲子園を本拠地とするプロ野球・阪神の選手と同姓同名の創成館・森下翔太(3年)が同点適時二塁打を放った。
「9番・投手」で先発した森下は1点を追う二回2死一塁で左打席に入ると、2球目を流し打ち、一塁走者を還した。
右腕投手としては先発して一回に先制点を献上したが、創成館のアルプススタンドから阪神・森下選手の応援歌が流れる中、自身のバットで流れを引き戻した。
阪神・森下選手のことは神奈川・東海大相模で甲子園に出ていた時から知っていたという。
大会前に「自分もプロ野球選手になって、実際に戦ってみたい」と話していた創成館の森下投手。憧れの地でプレーすることを心待ちにしていただけに、うれしい打点となった。【高橋広之】
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