異例の大抜てき U17サッカー日本女子代表入りした無名の高校生

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練習でパスを受ける小泉恵奈選手=兵庫県淡路市の淡路佐野運動公園第1サッカー場で2025年7月9日午前11時32分、来住哲司撮影
練習でパスを受ける小泉恵奈選手=兵庫県淡路市の淡路佐野運動公園第1サッカー場で2025年7月9日午前11時32分、来住哲司撮影

 女子の公式戦に出場経験のない高校生が今夏、U17(17歳以下)サッカー日本女子代表に選ばれた。通学先に女子サッカー部がなく、プロクラブの下部組織にも入っていない。現在は高校の男子サッカー部で練習する無名選手が、異例の大抜てきをされた理由を探ってみた。

 U17日本女子代表は6月21日~7月3日、米カンザスシティーに遠征。代表メンバー23人に選出されたディフェンダー(DF)の小泉恵奈選手(17)は兵庫県の淡路島にある広域通信制・単位制のAIE国際高の3年生で、同校サッカー部で唯一の女子部員として男子部員に交じって練習している。

中学でレギュラーになれず

 東京都調布市出身で、3歳で伯父に勧められて地元のサッカースクールに入った。小学生時代は大きな大会と無縁だったが、中学で日本女子プロサッカーリーグ・WEリーグのノジマステラ神奈川相模原の下部組織に入団した。

 放課後に自転車と電車を乗り継ぎ、同市の学校から片道1時間半をかけて相模原市の練習場に通った。ポジションは小学生時代からミッドフィールダー(MF)で中盤の左側にいる左サイドハーフを務めてきたが、DFで左端に位置する左サイドバックなども経験。だが、レギュラーになれず、試合出場の機会は乏しかった。

男子と練習 監督「可能性感じた」

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