全国高校野球選手権大会は第2日の6日、阪神甲子園球場で1回戦が行われ、金足農(秋田)のエース右腕・吉田大輝投手(3年)は0―0の五回2死三塁、3番手で登板した。
兄は2018年の第100回大会で「カナノウ旋風」を巻き起こした吉田輝星投手(オリックス)。
吉田大輝投手は拍手に包まれてマウンドへ。初球の143キロ直球で打者を詰まらせて二ゴロに打ち取り、白い歯を見せた。
六回は3者凡退に抑えたが、七回に3安打を浴びて1失点。最後まで投げたが、試合は0―1で敗れた。
吉田投手は、秋田大会後に右太ももを痛めた影響で先発を回避。この日先発を託された背番号「10」の左腕・斎藤遼夢(りむ)投手(2年)は4回を無失点に抑えた。
現チームには吉田投手ら第100回大会のメンバーを兄に持つ選手が複数いる。斎藤投手の兄璃玖さんは第100回大会の準々決勝の近江(滋賀)戦で、逆転サヨナラ2ランスクイズを決めた。【石川裕士】
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