第107回全国高校野球選手権大阪大会（府高野連、朝日新聞大阪本社主催）は27日、GOSANDO南港野球場（大阪市住之江区）で決勝があり、東大阪大柏原が大阪桐蔭を延長十回タイブレークの末6―5で破った。東大阪大柏原は14年ぶり2度目の夏の甲子園出場を決めた。大阪桐蔭が春夏ともに甲子園出場を逃すのは2019年以来6年ぶり。全国大会は8月5日、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で開幕する。【長岡健太郎、峰本浩二】
東大阪大柏原は二回、主戦・川崎の2点二塁打で先制。六回には2死無走者から好機を作り、古川・英賀の連続適時打で2点を加えた。同点の延長十回は1死二、三塁で英賀が2点二塁打を放った。川崎は緩急と制球がさえ、七回途中4安打の好投。大阪桐蔭は打線が低調。七回に3死四球を交えて4点差を追いついたが、力負けした。
東大阪大柏原・土井健大監督
最高です。川崎の先制打は予想外だった。（劣勢の下馬評に）選手たちが「やってやるで」と証明してくれてうれしい。「ありがとう」と伝えたい。甲子園でも柏原らしく戦いたい。
東大阪大柏原・竹本歩夢主将
大阪桐蔭に勝ててうれしい。ここまで競り勝つ試合が多く苦しかったが、諦めなければ絶対に甲子園に行けると信じて戦ってきた。強敵に勝てた誇りを胸に、甲子園でも絶対に勝ちたい。
大阪桐蔭・西谷浩一監督
選手たちが接戦に持ち込んでくれたが、監督がうまくできなかった。それに尽きる。中野は主将として一生懸命やってくれていたので、優勝旗を持たせてやりたかった。勝ち切れず残念だ。
大阪桐蔭・中野大虎主将
（六回は）相手に勢いに乗られて連打を浴びてしまった。目標は日本一だったが、最後に力及ばず負けてしまった。チームとしてはやり切れたと思うのでそこはよかったなと思う。
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