ゼレンスキー氏「露は停戦に傾いている」 米の制裁強化に期待

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ウクライナのゼレンスキー大統領=ローマで2025年7月9日、イタリア大統領府提供・ロイター 拡大
ウクライナのゼレンスキー大統領=ローマで2025年7月9日、イタリア大統領府提供・ロイター

 ロシアのプーチン大統領と米国のウィットコフ中東担当特使がモスクワで会談したことを巡り、ウクライナのゼレンスキー大統領は6日、トランプ米大統領から電話で説明を受けたと明らかにした。ゼレンスキー氏は「ロシアは停戦に傾いているようだ」と述べ、米国の経済制裁強化に期待を示した。

 ゼレンスキー氏のビデオ演説やウクライナメディアによると、トランプ氏との電話協議には、スターマー英首相ら欧州の首脳らも参加した。ゼレンスキー氏はウクライナと友好国の代表者が近く協議し、停戦に向けた「共通の見解とビジョン」を取りまとめることを提案したという。

 米国は、ロシアが8日までに停戦に応じない場合、ロシアと取引する第三国に「2次関税」を課すなどの方針を示している。ゼレンスキー氏は「圧力は効いている」と評価した。

 ただ、ロシアとウクライナは3月にエネルギー施設への攻撃停止で合意したものの、双方が合意違反を主張して攻撃が続いた経緯がある。ゼレンスキー氏は「彼ら(ロシア)が誰のこともだまさないようにすることが重要だ」と警戒感も示した。【ベルリン五十嵐朋子】

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