米国の新聞漫画「PEANUTS(ピーナッツ)」の言葉に光を当てた「スヌーピーは、今日も語る。」が東京・銀座のGinza Sony Parkで開催中だ。ともすれば、スヌーピーやチャーリー・ブラウンといった登場キャラクターの愛らしさばかりが注目されがちだが、作者チャールズ・シュルツが1950年から約半世紀にわたり漫画に込めた思いは実に多層的だ。今展は、人気作品の新たな側面を発見できる貴重な機会といえる。
「なぜ、PEANUTSは75年経(た)ったいまなお、愛され続けているのでしょうか」。会場入り口に掲げられたステートメントは一つの問いを投げかける。そして、「それは、ただかわいいだけではなく、誰もが抱える喜怒哀楽からときに社会的な問いまでも、ささやかな日常の会話のなかで描いてきた普遍的なメッセージにあるのではないでしょうか」と質問を重ねる。
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