<1分で解説>どうなるガソリン暫定税率 廃止に向けた最新の議論は

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ガソリンスタンドの給油機=東京都内で2022年1月、米田堅持撮影 拡大
ガソリンスタンドの給油機=東京都内で2022年1月、米田堅持撮影

 自民党や立憲民主党など与野党6党は6日、ガソリン税の暫定税率廃止に向けた実務者協議を開きました。この日は税率を廃止する際の激変緩和策として野党が示したガソリン補助金の積み増し案などについて話し合いました。次回は21日に協議が行われます。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「ガソリン税の暫定税率廃止と補助金の議論」を解説します。

Q ガソリン税の暫定税率廃止って、どんな内容なの?

A ガソリン税の暫定税率は、ガソリン価格に1リットル当たり25.1円を上乗せするものです。野党側は、この暫定税率を11月1日から廃止する法案を国会に提出しました。

Q ガソリン補助金ってなんだっけ。

A ガソリンなどの価格が上がりすぎないように国が一部の費用を負担するお金のことです。今はガソリン1リットルあたり10円の補助金が出ています。野党は、暫定税率廃止前の混乱を防ぐため、補助金を3週間ごとに5円ずつ引き上げて、11月までに暫定税率と同じくらいにする案を出しています。

Q 補助金の対象はガソリンだけなの?

A 野党の法案ではガソリンの暫定税率だけを廃止しますが、今の補助制度は軽油や重油・灯油、航空機燃料も対象です。ガソリンだけ補助金を増やすと、軽油が割高になる課題が出てきます。

Q ほかにも課題はあるの?

A 税率廃止で生じる約1兆円の減収を賄う恒久的な財源です。次回の協議で与野党双方が財源案を示すことになっています。

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