なぜ社民の「救世主」に? 崖っぷちの状況打開したラサール石井さん

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福島瑞穂社民党党首(右)と共に街頭演説するラサール石井さん=東京都台東区上野で2025年7月13日午後3時26分、白川徹撮影
福島瑞穂社民党党首(右)と共に街頭演説するラサール石井さん=東京都台東区上野で2025年7月13日午後3時26分、白川徹撮影

 参院選で政党要件を失う危機にあった社民党。崖っぷちの状況を打開したのは、比例代表で出馬し、初当選した俳優のラサール石井さん(69)だ。得票率2・06%と政党要件をぎりぎり満たした社民が比例代表で得た121万票超のうち、20万票余がラサールさんの個人名得票だった。参院議員として沖縄基地問題や奨学金の無償化に取り組みたいという。

 「諦めるのはやめたんです。黙って見ているのもやめたんです。政治を仕事にしようと思ったんです」

 ラサール石井さんは今月13日、福島瑞穂党首と並び立った東京・上野の街頭演説で声をからし、そう訴えた。選挙期間中、鹿児島から北海道まで全国各地で街頭演説を重ねた。

 ラサールさんは渡辺正行さんらと「コント赤信号」を結成し、1980年代の漫才ブームで人気を集めた。人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」のアニメで、主人公・両津勘吉の声を担当したことでも知られる。

 2020年から日刊ゲンダイで始めたコラム「東憤西笑(とうふんせいしょう)」(6月末に終了)で格差や貧困問題を取り上げ、政権への批判も展開した。一方で政治的な発言が目立つようになると、「芸能人が政治を語るな」と中傷を受けたり、テレビ出演の機会が目に見えて減ったりした。

 ラサールさんの元には…

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