
4日の衆院予算委員会で、立憲民主党の野田佳彦代表は石破茂首相に対し、企業・団体献金の禁止やガソリン暫定税率の廃止を巡って与野党の協議を要求した。衆参とも少数与党となった石破政権に攻勢をかけるとともに、国会での議論を主導する狙いだが、野党同士のすれ違いもみえた。
首相は歩み寄りも…反発の維新、共産
「政治改革は依然として懸案で残っています。実務者だけに任せるのではなく、私と総理で膝突き合わせて協議し、合意をしていく気はありませんか」
野田氏は、6月に閉会した通常国会で結論が先送りされた企業・団体献金の問題から仕掛けた。首相にトップ同士の協議を求め、「落としどころ」として公明党と国民民主党が主張する献金の受け入れ先を限定する案を提示。首相は「もう一度原点にかえって真摯(しんし)な議論をするというのは、私の方からお願いしたい」と歩み寄りを見せた。
石破氏と野田氏の接近に反発したのが、立憲と禁止法案を共同提出している日本維新の会だ。
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