愛知県警は8日、運転免許の学科試験で採点ミスがあり、2023年7月以降の2年間で延べ150人の合否に影響があったと発表した。小型特殊免許と2種免許で本来は合格だった延べ143人が不合格となり、延べ7人は不合格が合格とされていた。
ミスがあったのは計7問。いずれもマークシート形式で、採点機器に正答を間違えて登録したことが原因という。今年7月、正答率が1割ほどしかない問題を職員が発見し、試験問題を確認して発覚した。
県警によると、不合格となった延べ143人のほとんどは再受験して免許を取得済みで、再受験にかかった手数料などの賠償について受験者と調整する。未取得の場合は免許を交付する。一方、合格とされた延べ7人は免許の取り消しをせず、補充教養を実施し、再度問題を解いてもらうなどして対応するとしている。
落合健一運転免許試験場長は「受験された皆様にご迷惑をおかけした。今後は確実なチェックを行い、再発防止に努める」とコメントした。【塚本紘平】
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