地方の普及、先進的な事例を報告 高校野球200年構想ミーティング

Date: Category:スポーツ Views:2 Comment:0

島根県内で取り組む部員主導の普及活動について発表する島根県高校野球連盟の山崎慎司専務理事=兵庫県西宮市の甲子園プラスで2025年8月8日、長宗拓弥撮影 拡大
島根県内で取り組む部員主導の普及活動について発表する島根県高校野球連盟の山崎慎司専務理事=兵庫県西宮市の甲子園プラスで2025年8月8日、長宗拓弥撮影

 高校野球の将来を考える「高校野球200年構想ミーティング 2025夏」が8日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場に隣接する商業施設「甲子園プラス」であり、地方で取り組む野球の普及、振興策の先進的な事例が報告された。

 島根県高校野球連盟は子ども向けの普及活動「1校1園活動」を紹介。高校近くの保育園などに部員が出向き、野球教室を企画、運営し、地域貢献も兼ねている。

 島根県高野連の山崎慎司専務理事は「島根県はプロ野球チームもなく、大きな大学野球(リーグ)もないので高校野球の役割は大きい。高校生が子どもたちのヒーローになってくれれば」と期待を込めた。

普及活動に参加した感想などを語る市和歌山の選手たち=兵庫県西宮市の甲子園プラスで2025年8月8日、長宗拓弥撮影 拡大
普及活動に参加した感想などを語る市和歌山の選手たち=兵庫県西宮市の甲子園プラスで2025年8月8日、長宗拓弥撮影

 和歌山県高野連は「監督部会」が主催した振興事業「ちびっこやきゅうチャレンジ」を報告。県内の部員が過去9年で500人以上減るなど、減少に危機感を覚えた指導者たちが活動を支えた。参加した市和歌山の川辺謙信選手は「ちびっこやきゅうを通して、野球の楽しさを見つけることもできた。もっと規模を大きくして盛り上げていきたい」と意欲を示した。

 高校野球200年構想は日本高野連、毎日、朝日両新聞社の3者が野球の普及などに取り組む事業。2024年度から、登録部員数が1000人を下回る鳥取、徳島、高知の3県への支援事業を実施しており、今回は3県の活動のために他県の事例を共有した。【長宗拓弥】

Comments

I want to comment

◎Welcome to participate in the discussion, please express your views and exchange your opinions here.