全国高校野球選手権大会は第4日の8日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、春夏連続出場の敦賀気比(福井)は、史上2校目となる2度目の春夏連覇を狙う横浜(神奈川)に0―5で敗れ、3年ぶりの初戦突破はならなかった。
敦賀気比はけが人が出る苦しい投手事情の中で、背番号「6」の主将・岡部飛雄馬選手(3年)に先発を託したが、二回途中4失点と厳しい結果になった。
試合後の敦賀気比の東哲平監督の主な談話は次の通り。
敦賀気比・東哲平監督
(主戦格の)投手2人が故障し、継投で福井大会を勝ち上がってきた。(本来は遊撃手の)岡部に期待を込めてマウンドに行ってもらったが、かえって重荷になったかもしれない。
打者はみんなそこそこ振れていた。接戦に持ち込めていたら面白かった。(雨天中断中は選手に)「1点ずつ追いついていこう」と言っていた。チャンスは作れたが、あと一本が出なかった。
(2番手の鶴田啓人投手は雨天中断から再開した四回無死一、二塁のピンチを粘った)中断が開けてから、1点でよくしのいでくれた。まだ2年生。秋からもしっかりとやってくれれば。
(このチームを振り返り)この夏は本当にしんどかったと思う。エースだった2人が(けがで)いなくなり、全員でカバーして勝ち上がった。試合を見ていて、いいチームになったなと思っていました。
岡部は、打って投げて走って。負担をかけすぎたのかなと思うが、それだけできると思わせてくれる選手だった。本当によく頑張ってくれた。
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