全国高校野球選手権大会は第4日の8日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、初出場の綾羽(滋賀)が延長十回タイブレークの末、高知中央に6―4で勝ち、春夏通じて初めて甲子園で白星を挙げた。
十回に勝ち越しの2点三塁打を放った綾羽の主将・北川陽聖(ようせい)選手(3年)の試合後のコメントは次の通り。
綾羽・北川陽聖選手
先輩たちが悔しい思いをしてきて、自分たちが甲子園(出場)を達成できたので、先輩たちの思いを背負って戦いました。甲子園が決まってからもいろいろな祝福の言葉をもらったので、その期待に応えることができて良かったです。
(十回の打席)打席に入る前に監督から「思い切り打ってこい」という言葉をもらって、迷わず振ることができました。チャンスで2打席回ってきて、2打席とも自分の打撃ができずに凡退してチームに迷惑をかけてしまった。絶対に自分が打つという気持ちで打席に入りました。
地方大会でも九回に逆転ということがあって(滋賀大会準決勝の近江戦)、絶対できるぞという自信があったので、それができてうれしい。
次の相手(横浜)は春のセンバツ、(昨秋の明治)神宮大会を優勝している本当に力のあるチームですが、自分たちの持っている力を最大限に発揮したいです。
チーム目標の「甲子園で勝つ」ということを達成できたので、また新しい目標を立てて次の試合に臨みたい。
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