
28日に開幕する第96回都市対抗野球大会。全国12地区の厳しい予選を突破してきた代表チームの主役候補を紹介します。3回目は南関東第1代表で、11年連続50回目出場のさいたま市・日本通運の冨士隼斗投手(23)。大学で急成長を遂げた最速155キロの2年目右腕に迫りました。
都市対抗野球大会の出場チームの主役候補を紹介する過去の記事は以下から読めます
・「海のように広いところも任される人に」 トヨタ自動車・熊田任洋
・右中間への打球が成長の証し プロ注目の右打者、NTT西日本・成瀬脩人
大学で球速10キロ以上アップ
南関東2次予選では、粒ぞろいの投手陣の中でひときわ輝きを放った。
テイ・エステックとの第1代表決定戦で先発を託されると、威力抜群の直球を軸に曲がりの異なる縦と横の2種類のスライダーもさえ、1安打完封。7三振を奪い、三塁を踏ませなかった。堂々たる投球でチームを第1代表に導いた。
埼玉・大宮東高から平成国際大を経て、2024年に加入した。2年目の今季は最速150キロを超えるプロ注目右腕と評されるが、本格的に投手に取り組んだのは大学に入学してからだという。
中学時代は投手経験があったが、高校で壁にぶつかった。「体も小さくて、周りに比べて球速も遅かった。投手は諦…
Comments