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“暴力事件”に関心が集まる広陵高校野球部。7日に行われた全国高校野球選手権の1回戦では、北北海道代表の旭川志峯高校を3-1で下し、2回戦へと進出した。
甲子園球場、広陵応援席に“異変”
「広陵高校は4回表に先制点を許しましたが、その裏で同点に追いつき、6回・7回に追加点を奪い、逆転勝利。見事、初戦を突破しました。2回戦の相手は三重県代表の津田学園で13日を予定しています」(スポーツ紙記者、以下同)
部内での暴力が明らかになった広陵高校の甲子園出場には批判も多かったが、高野連は“厳重注意”に留めており、大会出場判断に変更はないとしている。
本来とは異なる意味で注目を集める広陵高校。1回戦では珍しい光景が。
「広陵高校のアルプススタンド応援席には“チア”や“吹奏楽部”の姿がなかったのです。同校の責任者は両者の不在について、“応援団にブラスバンドがいなかったのは大会が重なったため”“チアがいなかったのは、ナイター終了からの日帰りだと帰宅が深夜になってしまうことへの配慮”と説明しています」
しかし、この説明について、ネット上では、
《本当に帰りの時間の関係で、不在だったんですか?》
《テレビに出ることになるので、拒否反応が間違いなくあるはずだ。出場については意見が分かれている証明だろう》
《少なくとも自分が親なら応援に参加させられないかな。他の席から誰が暴言や暴力をしてくるかわからないし、マスコミに声をかけられることも容易に想像できる》
など、疑問を投げかける人が多いよう。
「広陵高校の2回戦は15時30分からの予定です。説明の通りであれば、チアの帰宅時間を気にする必要はなく、参加可能なはず。しかし、“広陵高校の生徒”というだけで顔が晒される危険性がある今、チア側が応援を拒否、もしくは学校側が配慮することもあるのではないでしょうか。こうした状況下でテレビ画面に映ることはリスクが高いと思います」(前出・スポーツ紙記者、以下同)
広陵高校野球部は大会中“スマホ規制”を敷いており、SNSで飛び交う憶測や誹謗中傷を目にすることなく、試合に集中している。しかし、ほかの広陵高校の生徒はそうではない。
「野球部以外の生徒はSNSでどのような事態になっているか把握しているでしょうし、その親御さんたちも例外ではありません。子どもが通う高校が甲子園に出場するということは、親として誇らしいでしょうが、その一方で子どもを危険に晒すわけにはいかない。2回戦も空席が目立つことになるのではないでしょうか」
広陵高校はどこまで勝ち進むのだろうか――。
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