広陵とはどんな学校? プロ多数輩出の伝統校、甲子園優勝経験も

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報道陣の前で頭を下げる広陵高の堀正和校長(手前左)と浅田哲雄事務局長=兵庫県西宮市内で2025年8月10日午後1時9分、岩本一希撮影 拡大
報道陣の前で頭を下げる広陵高の堀正和校長(手前左)と浅田哲雄事務局長=兵庫県西宮市内で2025年8月10日午後1時9分、岩本一希撮影

 第107回全国高校野球選手権大会に出場中の広陵(広島)は10日、大会出場を辞退すると明らかにした。広陵を巡っては、部員による暴力事案が発覚していた。甲子園で優勝経験のある名門校が異例の大会中の辞退となった。

 広陵は1896年創立で、広島市に位置する私立校。野球部は1911年に創部した。甲子園は広陵中時代の23年夏に初出場し、26年の春には初優勝を果たすなど戦前からの伝統校だ。

 夏の甲子園は今回で26回目の出場で4回の準優勝を経験している。センバツは27回出場し、歴代5位タイの優勝3回で「春の広陵」とも呼ばれる。

 プロ野球選手を多数輩出しており、主な卒業生に金本知憲(元阪神監督)、有原航平(ソフトバンク)、宗山塁(楽天)らがいる。

 今大会前の出場校アンケートによると、野球部は164人の部員が在籍する。中井哲之監督(63)は広陵高、大阪商大を経て90年に就任した。広陵高の副校長も務める。惇一部長は中井監督の長男。

 中井監督は過去のセンバツで、部員たちについて「家族で息子。怒ったり褒めたり、本心で付き合わんと、サラリーマン教師になってしまうので。それだけはやりたくないですね。怒る時は怒るし、褒める時は褒める」と発言していた。【下河辺果歩】

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