ハイレベルな投手戦制したソフトバンク 勝敗分けたわずかな差

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【ソフトバンク-日本ハム】三回裏ソフトバンク2死二塁、先制の二塁打を放ち拳を突き上げるソフトバンクの近藤=みずほペイペイドームで2025年8月10日 拡大
【ソフトバンク-日本ハム】三回裏ソフトバンク2死二塁、先制の二塁打を放ち拳を突き上げるソフトバンクの近藤=みずほペイペイドームで2025年8月10日

○ソフトバンク1―0日本ハム●(10日・みずほペイペイドーム)

 ワンチャンスをものにできるか。首位と2位の直接対決第2戦。ソフトバンク・モイネロと日本ハム・伊藤大海、両エースによるハイレベルな投手戦の勝敗を分けたのは、わずかな細部の差だった。

 際どい攻防は三回。ソフトバンクの先頭、牧原大成が内野安打で出塁、1死一塁からベンチは川瀬晃にバントのサインを出した。初球、川瀬は三塁方向に転がし走者を二塁に進めた。

 続く打者は好調の近藤健介。カウント1―1から3球目、真ん中付近に甘くなった伊藤の速球をとらえた。左中間を破る先制適時二塁打を放ち、少ない好機を得点につなげた。

 一方の日本ハムにとっては痛恨の一球になった。新庄剛志監督は「結果論にはなるが、(次打者の)山川(穂高)君との相性を見ても伊藤君の抑える確率が少し高いかなと。近藤君への配球はもっとギリギリでも良かったのかな」と勝負どころの対戦を振り返った。

 その後は両投手ともテンポを上げ、互いにチャンスすらなかなか作れない展開に。日本ハムは先頭が出塁した五回、バントを決めきれず後続もあっさりと倒れて無得点に終わったことも痛かった。

 モイネロは13奪三振の完封で10勝目、伊藤も1失点完投と予想通りの1点勝負。細部を突き詰めたソフトバンクが優勝争いを左右する大一番に連勝した。「首位を争う日本ハムが相手。気持ちの入り方も違うし大いに意識して戦っている」と小久保裕紀監督。両者の意地がぶつかる、紙一重の頂上決戦第2戦になった。【角田直哉】

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