
フィギュアスケートのサマーカップは10日、大津市の木下カンセーアイスアリーナでジュニア女子のショートプログラム(SP)が行われた。昨季の世界ジュニア選手権にオーストラリア代表で出場し、10位に入った石崎波奈選手(英名ハナ・バース)は67・09点で2位につけた。
石崎選手は演技後半に組み込んだルッツ―トーループの連続3回転ジャンプなど、三つのジャンプをいずれも着氷。スピンとステップはすべてレベル4でそろえ、首位の島田麻央選手(木下グループ)に0・72点差と肉薄した。フリーは11日に行われる。
石崎選手は父親がオーストラリア人で、母親が日本人。昨年12月に拠点を日本に移し、友野一希選手らを指導する平池大人コーチに師事している。演技後の主な談話は次の通り。【玉井滉大】
理想は「坂本花織選手と島田麻央選手」
<SPを終えて>
大きなミスなく滑ることができて良かったです。日本のフィギュアスケートのファンの前で滑ることを本当に楽しめました。
<拠点を日本に移した理由は>
スケーティングスキルとパフォーマンススキルを、さらに向上させたいと考えていたからです。日本でのコーチ(平池コーチ)は、昨年12月から、その部分のパフォーマンス向上を本当に助けてくれました。フリーレッグをしっかりと伸ばすことだったり、細かい部分が重要だということを学びました。
<なぜ平池コーチに教わることになったのですか>
日本に移住する前は、母が日本出身なので、毎年日本を訪れて祖父母に会っていました。6歳ぐらいの時から、…
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