
フィギュアスケートのサマーカップは10日、大津市の木下カンセーアイスアリーナでジュニア男子のショートプログラム(SP)があり、昨季の世界ジュニア選手権を制した中田璃士選手(TOKIOインカラミ)は81・74点で首位発進した。フリーは12日に行われる。
中田選手は演技冒頭、高さのあるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を降りると、その後も3回転ループ、フリップ―トーループの連続3回転ジャンプをきれいに着氷。複雑な振り付けやステップも難なくこなし、演技を終えるとガッツポーズが飛び出した。
加えて、ファンであるプロ野球・ソフトバンクの山川穂高選手が本塁打を打った際のパフォーマンス「どすこい」も披露し、会場を大いに沸かせた。中田選手の主な談話は次の通り。【玉井滉大】
フリーは4回転4本構成?
<SPを振り返って>
いきなり「フリップ―トー(ループの連続ジャンプ)」をやったので。そこは決められて、ノーミスの演技をして。最後は山川選手がホームランを打ったときの「どすこい」ができたので、うれしかったです。
<満足のいく演技だった>
ジャンプは結構良くて。でも、スピンがちょっと止まっていたので。そこ以外は良かったです。
<6分間練習では、トリプルアクセルが高く跳びすぎていたように見えました。本番までにどう修正しましたか>
最初はぶっ飛んでいたので。そこからちょっとずつ力を抜いて。少し、カーブがいつもと違ったので、そこを修正しました。
<演技後、コーチと話していましたが>
(ジャンプが当初予定していた)トー―トー(3回転―3回転の連続トーループ)だったら、80点行ってないよって言われました。
<SPは昨年と同じプログラムだと思いますが、思い入れは>
自分でもすごく滑りやすいプログラムなので。昨季よりもレベルアップしていますし、しっかりと滑り込んでいるので、滑りやすいです。
<声援は聞こえましたか>
めっちゃ聞こえました。
<盛り上げてやるぞっていう気迫が伝わってきました>
ホテルでも、割とノーミスの演技がイメージできていたので。その後のどすこいまで、今回は全部、完璧に行ったので良かったです。
<どすこいは>
もう、ここに来る前からやるって決めていました。(同じMFアカデミーの森)遼人には…
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