全国高校野球選手権大会は第6日の11日、阪神甲子園球場で1回戦があり、県岐阜商が6―3で日大山形に勝利した。
試合後の県岐阜商・藤井潤作監督の主な談話は次の通り。
県岐阜商・藤井潤作監督
序盤は緊張感があったが、中盤以降は落ち着いてプレーしてくれた。打線は一回り目に苦戦した低めの変化球を見極めて、逆方向に低い打球を打ってくれた。先発の柴田は信頼している投手。最後までいってくれという思いだった。良く投げてくれた。
<16年ぶりの甲子園勝利になった>
めちゃくちゃうれしいです。16年前は県岐阜商の非常勤講師で副部長だった。甲子園練習や試合前にノッカーとして参加した。伝統ある学校で、創部101年目。次の200年につなぐ良いスタートが切れました。
<長い雨天中断があった>
憧れの甲子園でこんなに長く座らせてもらって、うれしいねって僕自身は思っていた。子どもたちもストレスはなかったと思う。攻撃から始まるところでもあったので。
<柴田投手の状態は>
ちょっと緊張しているし、硬いなと思っていたが、どこかで修正するだろうなと思っていた。(グラウンド整備後の六回の1死目にあたる)16個目のアウトがきょうの試合の鍵を握ると思っていた。あそこで、いつも何か起こりそうな雰囲気が出るが、(雨が強まった)六回表を無失点に抑え、落ち着きましたね。
<生まれつき左手の指のない横山温大(はると)選手が2安打1打点の活躍>
みんな尊敬していると思うが、チームとしては普通に接している。やってくれると思っていた。ますます、頼もしくなったと思う。
この間、たくさん取材もしていただいて、疲れも出るかなと思ったが、これだけ良い所で打ってくれる。すごく成長を感じる。
想像するにですが、子どもの頃から、いろんなことで相当な訓練や練習をしてきたと思う。そうそうなことではびっくりしないんだろうなと思う。
取材の方がよく来られて、調子に乗っているのかなと思っていて……。でも、彼はふわふわしないし、落ち着いて結果を出してくれるので、本当に高校生なのかなとちょっと思いました。
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