
28日に開幕する第96回都市対抗野球大会。全国12地区の厳しい予選を突破してきた代表チームの主役候補を紹介します。6回目は北関東第1代表で3年連続30回目出場、太田市のSUBARU・外山優希内野手(23)。不動の4番で、2年目の左のスラッガーに注目しました。
都市対抗野球大会の出場チームの主役候補を紹介する過去の記事は以下から読めます
高校時代に「投手を諦めた」最速155キロ右腕 日本通運・冨士隼斗
神宮で2夜連続アーチ架けた横浜国立大出身の強打者 東京ガス・藤沢涼介
突然肩が上がらず…けが乗り越え最速150キロに ENEOS・阿部雄大
バックスクリーンに一発
新人だった昨年5月のJABA九州大会から4番を任される。持ち前の巧みなバットコントロールに加えて、2年目の今季は長打力が際立つ。身長186センチ、体重96キロの恵まれた体から生み出されるパワーは確実に増している。
7月の北関東第1代表決定戦では、五回に日本製鉄鹿島の佐田健介投手の初球、フォークボールをとらえると、豪快にバックスクリーンにたたき込んだ。
リードを広げる飛距離十分の3ランに、本人も「去年までは狙ってもこんなに飛ばなかった。進化したところだと思う」と手応えを口にしたほどだ。
先制二塁打を含む計4打点の活躍でチームを7年ぶりの第1代表に導き、最高殊勲選手に輝いた。昨年の第2代表決定戦でタイブレークの延長十回にサヨナラの適時内野安打を放った勝負強さは健在だった。
好機を作って、打線を活気づけてもいる。日立製作所との今年の第1代表決定トーナメント準決勝では先頭の二回に二塁…
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