日経平均株価 一時4万2800円台、最高値更新 米関税懸念が後退

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史上最高値を更新した日経平均株価を表示する街頭のモニター=東京都中央区で2025年8月12日午前10時36分、渡部直樹撮影 拡大
史上最高値を更新した日経平均株価を表示する街頭のモニター=東京都中央区で2025年8月12日午前10時36分、渡部直樹撮影

 12日午前の東京株式市場で、日経平均株価(225種)が大幅続伸し、2024年7月11日につけた取引時間中の史上最高値(4万2426円77銭)を更新した。前週末終値からの上げ幅は一時1000円を超え、4万2800円台をつけた。

 午前10時現在は、前週末終値比919円19銭高の4万2739円67銭。米トランプ政権の関税措置を巡る不透明感の後退や連休中の米国株式市場が堅調に推移したことに加え、円安進行の追い風もあり、半導体関連株や輸送用機器を含む輸出関連株など多くの銘柄に買い注文が出ている。

 東京外国為替市場の円相場は前週末比で1円ほど円安となり、12日午前は1ドル=148円台で推移した。

 日経平均株価は7月の日米関税交渉の合意を受け、同24日に一時約1年ぶりに4万2000円台に上昇した。その後、米国の景気後退懸念などから4万円台を割り込む局面もあったが、8月8日には米関税措置の不透明感が和らいだことなどから再び一時4万2000円台に回復していた。

 同日の東京株式市場では幅広い銘柄で構成する東証株価指数(TOPIX)も続伸し、終値で初めて3000を超えた。12日も続伸して始まり、8日の最高値を上回っている。

 12日は7月の米消費者物価指数(CPI)発表を控え、米国株式市場は様子見の姿勢に転じている。関税の影響でCPIが悪化する場合に日経平均の上値を抑える展開となりそうだ。【秋丸生帆】

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