静岡県沼津市大手町の仲見世商店街にあるクラフトビールレストラン「ONE DROP」が12日、店内でのペンギンの展示を始めた。ペンギンと醸造施設を見ながらクラフトビールを味わえるレストランは日本初という。
地下1階のレストランの一部を改装し、幅5・5メートル、奥行き1・2メートルの飼育施設を新設した。水深60センチの水槽には地下水が流れる。ペンギンは同市の淡島にある水族館「あわしまマリンパーク」のケープペンギンで、2023~24年に生まれた雄1羽と雌3羽。「ホッピー」「モルト」などビールにちなんだ名のものもいる。施設の運営はマリンパークが行う。
ONE DROPの後藤匡宏本部長(44)は「大人から子供までペンギンが嫌いな人はいない。楽しんでもらうことで沼津の活性化を図りたい」と話し、マリンパークの今村クニト社長(55)は「コラボできて感謝しかない。大人はビールを、子供はジュースを飲みながら、ペンギンを見てほしい」と話した。ペンギンが見られるのは木曜から日曜の正午~午後1時と、月曜を除く午後5時~同10時。【石川宏】
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