全国高校野球選手権大会は第8日の13日、阪神甲子園球場で2回戦があり、史上7校目の夏連覇を狙う京都国際が昨春の選抜大会を制した健大高崎(群馬)に6―3で勝利し、2年連続で3回戦に進んだ。
京都国際の小牧憲継監督の試合後の主な談話は次の通り。
京都国際・小牧憲継監督
西村は「いつになく緊張」
相手はスター軍団。個の能力では勝負できないので全員で戦った。少し出来過ぎ。想像していた試合展開とは違ったが、相手の速い直球対策を選手たち自身がしっかりしてきた。(先発の西村一毅投手)は球数がかさんだが、逆に力が抜けて良いピッチングでした。
<西村投手が3失点で完投した>
このゲームは西村に託そうと思っていました。立ち上がりはなかなか思い通りにいかなかったが、苦しい場面でぐっと踏ん張れるようになったのが、この1年間で成長した部分です。
試合前の姿を見ていても、いつになく緊張していました。野手は落ち着いていたが、西村がちょっと浮ついていた。
責任感が芽生えてきた分、気持ちが空回りしていたのかなと思います。いつも西村に助けられてばっかりだったので、今日は野手が西村をしっかり助けてくれたなと思います。
<想定より点の取り合いになった>
本来、望んではいなかった展開でした。やっぱり(京都国際は)守備のチーム。劣勢に立たされた時にもろかったチームだったが、それをはね返せるような力が備わってきたのは、すごく成長を感じます。
<前回大会で優勝した時と比べて、今年のチームの強みは>
ビッグネームのチーム、強い相手に向かって行けなかった選手たちでした。それが、夏に向けて「このままで良いのか」と、選手同士がミーティングを重ねてきました。
ようやくチームが一つにまとまってきて、京都大会の初戦から決勝戦までは毎日、成長しています。(京都大会の)決勝戦から今日の(甲子園の)初戦までも成長しています。
組み合わせが決まった段階では、健大高崎さんに正直、勝ち目はないのかなと思いました。ただ、相手が決まってから、もっと気持ちが入って、どんどん、どんどんうまくなってきた。
「勝負できるかな」っていうところまでは、前日の時点で思っていました。伸び幅、成長度合いで言うと、今年の方が上かなと思いますね。
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