全国高校野球選手権大会は第8日の13日、阪神甲子園球場で2回戦があり、中越(新潟)と関東一(東東京)が対戦した。
六回の関東一の攻撃中に、中越の右腕・石山愛輝(よしき)投手(3年)がカウントを間違える珍事があった。
石山投手は2番手として六回から登板した。2死を取った後、関東一の6番・礒野龍我選手(3年)の打席で、カウント3―1からの5球目がストライクとなったところで、チェンジと思ったのか、石山投手が一目散にダッグアウトに戻ろうとした。捕手らの指摘でマウンドにすぐに戻った。
一塁側のチームメートは思わず噴き出し、マウンドで石山投手も苦笑い。観客席も温かい空気に包まれた。
石山投手は礒野選手を内野安打で出塁を許したものの、続く打者は三振に抑え、この回を無失点で切り抜けた。【生野貴紀】
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