寄稿 語り継ぐ平和への祈り/下 恨み絶ち思いやりの心を=野村幸輝(旭川市立大准教授・米文学)

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 「禎子の折り鶴」で知られる佐々木禎子さん(1955年死去)の兄で、平和活動家の佐々木雅弘さんにご自宅で話を聞いた。熱のこもった佐々木さんの言葉を紹介する。

 妹の禎子さんは広島で2歳のときに被爆し、12歳のときに白血病でこの世を去った。運動神経は抜群、リレーではアンカーを任された。体育の教師になることを夢見ていた。兄の佐々木氏は長きにわたり、世界中で平和と命の尊さについて語ってきた。

 昨年12月、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)にノーベル平和賞が贈られた。被爆者の粘り強い運動の成果が、ようやく形となって表れた。佐々木さんに気持ちを聞いた。

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