たなかしんさん特別展 砂から広がる幻想世界 絵本作家活動20周年、兵庫・明石で

Date: Category:カルチャー Views:2 Comment:0

 兵庫県明石市の海岸の砂を使い独特の世界観を描く画家、たなかしんさん(46)の画業を振り返る特別展「そうぞうのかけら 砂で紡ぐたなかしんの物語」が、同市立文化博物館で開かれている。もう一つの顔である絵本作家としての活動が20周年を迎えることを記念し、初期作品から最新作まで約300点を並べる。

 たなかさんは大阪府泉南市出身。美術系の短大への進学を機に明石市に移り、数年後から海岸の砂を下地に使い始めた。「落ち葉や土も使ってみたが、海岸の砂の凹凸に一番表情があると感じた」。また同じ頃に絵本表現に魅力を感じ、絵本制作にも挑戦。当初は手作りを重ねたが、2005年に台湾の出版社から『巧克力熊(くまさんのチョコ)』を初めて商業出版し、その後日本でも『ねむねむごろん』(19年)など多くの絵本を出してい…

Comments

I want to comment

◎Welcome to participate in the discussion, please express your views and exchange your opinions here.