全国高校野球選手権大会は第8日の13日、阪神甲子園球場で2回戦があり、前回準優勝の関東一(東東京)が中越(新潟)に6―1で勝ち、2年連続で3回戦に進んだ。
関東一の米沢貴光監督の試合後の主な談話は次の通り。
関東一・米沢貴光監督
ちょっと前半は浮足立っている感じがあって、先に1点を取られましたが、1点を取り返してなんとか同点に追いついたところで選手たちも落ち着けました。
坂本(慎太郎投手)は打者を見て投げられる選手なので、打ち取り方を自分なりに考えて投げてくれたと思う。
坂本だけいつも通りで、(主将の)越後(駿祐)も含めて、緊張があって硬いなというのは朝起きた時から思っていました。
試合に入ってみると、やはり硬い選手が多かった。四回に入る前くらいに、ベンチ前で「どうしたんだ。うまくいかなくてもいいんだぞ」と話をしたりして、少しでもほぐしたいなと思っていました。
坂本は六回ぐらいで継投も考えましたが、他の野手が足をつって交代していたこともあり、選手が最後に足りなくなることも考えながら。坂本自身も「最後まで行きたい」という思いを言ってきたので、いかせました。中越の1番の選手に(3安打を)打たれたことは悔しがっていましたが、相手を見ながら投げることができていたと思います。
<大会開幕から初戦まで、かなり待たされたが難しさは>
それは相手も一緒なので。僕も部長も何度も甲子園に来させてもらって、今回宿が歩いて行き来できる場所にあるので、大会が始まる前も、朝散歩しながら甲子園を体験させてもらっているので、楽しませてもらっています。本当は早く1試合やって落ち着きたいというのはありましたけど、そこは関係なくやれる準備はしてきています。
<去年は決勝まで行った>
去年は去年なので。ただ戻ってきたことで、選手が頑張ってくれたなと思う。今年は今年の戦い方というイメージでいきたい。もし決勝まで行けたなら、考えたい。そこに行くまでは大変なので、その試合に集中していきたいです。
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