大阪・関西万博会場内のオフィシャルストアで公式キャラクター「ミャクミャク」の関連グッズが大量に万引きされた事件で、大阪府警は13日、東京都板橋区の大学生(21)ら男性2人を窃盗の疑いで逮捕した。同一グループによる窃盗事件で逮捕者は5人となった。
被害品はいずれもベビー服ブランド「ファミリア」とのコラボ商品で、府警は高額で転売する目的で人気商品を狙ったとみて捜査している。
逮捕容疑は他1人と共謀して6月26日、会場内の店舗で万博関連商品の扇子など9点(約7万4000円相当)を万引きしたとしている。容疑を認めているという。
2人は他の仲間が店員に声をかけられた際、店内にバッグを放置し立ち去っていた。バッグ内から10点以上の商品が見つかっているといい、関連を調べる。
捜査3課によると、2人はこれまで同容疑で逮捕された大学生3人とともに万博に来場。東京駅から新幹線を無賃乗車して移動した疑いがあり、鉄道営業法違反容疑なども視野に調べているほか、会場には年齢を偽って12~17歳が対象の「中人」チケットで入場した可能性もあるという。
5人は中学時代の友人同士や鉄道の撮影が好きな「撮り鉄」仲間で、先に逮捕された大学生らは「全国の鉄道を見に行くために普段から無賃乗車をしていた」などと話しているという。【斉藤朋恵、大坪菜々美】
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