
1970年の大阪万博でも輸送能力を超える来場者が訪れたことで多数の帰宅困難者が発生し、会場で一夜を明かす事態が起きた。
9月5日のことだ。この日は土曜日で、来場者は期間中最多となる83万5832人に達した。会場内には最大50万人超が滞留する混雑ぶりだったという。

閉場時間の延長や、バス・電車の増便も図られたが、午後11時になっても約21万人が会場周辺で立ち往生し、帰れなかった約4200人が会場内で野宿を余儀なくされた。
翌6日の毎日新聞は朝刊1面で、会場が超過密都市に変貌し、「一時的に鳥取県並みの人口が集中した」と伝えている。
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