地下鉄の運転見合わせにより、大阪・関西万博の会場で多数の帰宅困難者が発生した問題で、日本国際博覧会協会(万博協会)の高科淳・副事務総長は14日の記者会見で「大変心苦しく感じている」と述べた。地下鉄の運転が止まった13日深夜の段階で、万博会場内には3万人がとどまっていたことを明らかにした。
会場の最寄り駅・大阪メトロ夢洲(ゆめしま)駅とつながる地下鉄中央線は13日夜、電気設備のトラブルの影響で運転を見合わせた。
高科氏は「突発的なインシデント」としたうえで、「想定した中で動けており、大きな事故がなかった。お客様に適時・適切な情報をお伝えできていたかは検証の必要がある」と述べた。【藤河匠】
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