全国高校野球選手権大会は第10日の15日、2回戦で東洋大姫路(兵庫)と花巻東(岩手)が対戦した。
両校のアルプススタンドは、2014~21年に西武でプレーしたベネズエラ出身のエルネスト・メヒア選手の応援歌を互いに響かせる「応援合戦」になり、SNS上でもファンから喜びの声が上がった。
三塁側の東洋大姫路は、5番の高田瑠心(りゅうしん)選手が打席に立つと、威勢の良いメロディーが始まった。
トロンボーンを担当する吹奏楽部長の柳原和佳さん(2年)は、「メヒア選手を知らなかった」と驚きつつ、「勢いがあって好きな曲。次の打者につないでほしい、と願いながら演奏しています」と語った。同じ兵庫県内にある滝川第二高が友情応援で加わり、計50人以上が音色を合わせた。
一方、一塁側の花巻東も5番・赤間史弥選手の場面で披露された。吹奏楽部員は15人の少数だが、顧問の渡辺凜奈さんは「応援する側も気持ちが高まります」と元気な音色を響かせた。【川村咲平】
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