
国連ウクライナ人権監視団は13日、ロシアの侵攻を受けるウクライナで、7月の民間人の死傷者数が少なくとも1674人に上ったと発表した。2022年5月に次ぐ多さで、286人が死亡、1388人が負傷した。前線に近い地域で犠牲者が増加しており、ロシア軍の前線での攻勢拡大が要因になっていると分析した。
都市部へのミサイルなど長距離攻撃による死傷者数は6月に比べて減少したが、全体の約4割を占めている。
ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州で圧力を強めている。米シンクタンク、戦争研究所は要衝ポクロウシクへの激しい攻撃が続き、ロシア軍が偵察部隊を市内に進入させる試みを続けていると分析した。
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