高校野球・夏の甲子園2回戦(15日)
県岐阜商―東海大熊本星翔
2死からの鮮やかな連打だった。県岐阜商は1点を追う五回。自慢の強力打線が苦しめられてきた緩い変化球を捉えた。
2死から1、2番の連打で一、三塁の好機を作り、打席に入ったのは左打者の3番・内山元太だ。2ボール1ストライクからの4球目、浮いた球を呼び込み迷いなく引っ張った。
右翼線へ飛んだ打球は、ワンバウンドでフェンスに到達。2点適時二塁打で試合をひっくり返し、内山は右翼手の悪送球で三塁まで進んだ。
続く4番・坂口路歩(ろあ)も93キロの変化球を捉えて中前打とし、内山は本塁を踏んで追加点。中盤に上位打線がしぶとくつないだ逆転の4連打だった。【長宗拓弥】
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