最高齢遺族の98歳、慰霊続けるのが「使命」 全国戦没者追悼式

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全国戦没者追悼式を前に取材に応じる最高齢参列者の長屋昭次さん=東京・日本武道館で15日午前9時59分
全国戦没者追悼式を前に取材に応じる最高齢参列者の長屋昭次さん=東京・日本武道館で15日午前9時59分

 全国戦没者追悼式に参列した遺族のうち、最高齢は北海道網走市の長屋昭次さん(98)。兄の保さんは終戦から約4カ月半後の1945年12月、出征先の中国で26歳で戦病死した。昭次さんはこれまで10回以上参列し、最高齢遺族としては今年で4回目。「戦中生まれの私にとって、戦後80年は一つの節目で感慨深い」と語り、今後も式典に参加し続けるつもりだ。

 保さんは真面目で、家族を大切にしてくれる人だった。召集される前日、2人で銭湯に行って背中を流し合った。「帰ってきたら上級学校に入れてやるからな」。そう語っていたがかなわず、訃報が届いたときはショックだった。

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