「成果」巡り不透明感広がった米露首脳会談 会見では質問受けず

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米アラスカ州の米軍基地に到着したロシアのプーチン大統領(左)と握手する米国のトランプ大統領=2025年8月15日、ロイター
米アラスカ州の米軍基地に到着したロシアのプーチン大統領(左)と握手する米国のトランプ大統領=2025年8月15日、ロイター

 米国のトランプ大統領とロシアのプーチン大統領による15日(日本時間16日早朝)の会談では、ロシアによるウクライナ侵攻の停戦に向けた成果が示されることはなかった。一方で、両首脳は良好な関係をアピール。対露圧力を弱めたかったロシアの外交的な勝利との見方が広がっている。

 「この記者会見は一体何なんだ?」「合意内容の説明はないのか?」。米露首脳が会談後に行った共同記者会見。2人が質問を受け付けずに打ち切ると、会場の記者からは困惑と不満の声が次々とあがった。

 トランプ氏の通常の会見では記者の質問に対して長々と持論を展開し、「独演会」になることも珍しくない。ただ、今回は約10分間の会見で3分ほどしか話さず、「成果」を巡っても不透明感が広がる。

 トランプ氏は会談に向けて友好ムードを演出した。会場となった米アラスカ州アンカレジの米軍基地にはレッドカーペットが敷かれ、トランプ氏が専用機から降りてきたプーチン氏を出迎えた。旧交を温めるように握手をし、言葉を交わして笑みを浮かべた。トランプ氏はプーチン氏を「ビースト(野獣)」と呼ばれる専用車に同乗させて移動するなど厚遇した。

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