北京豪雨、北部で1時間に95ミリ 土砂災害など当局が警戒呼びかけ

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大雨で冠水した道路を走る救急車=北京市密雲区で2025年7月28日、ロイター 拡大
大雨で冠水した道路を走る救急車=北京市密雲区で2025年7月28日、ロイター

 中国・北京市は29日、断続的な豪雨によりこれまでに30人が死亡し、8万人超が避難したと発表した。国営新華社通信が報じた。市当局は、河川の氾濫や土砂災害、市街地での浸水などへの警戒を呼びかけている。

 新華社などによると、豪雨は24日ごろから始まり、郊外の山間部を中心に被害が拡大している。

 北部・懐柔区では26日午後11時までの1時間に95・3ミリの猛烈な雨が降るなど、各地で大雨を観測した。28日までに、北東部の密雲区で28人、北部の延慶区で2人が死亡した。道路31カ所が損壊し、136の村で停電が発生。当局が復旧作業を進めている。

洪水で冠水した道路のマンホールを覆う作業をする救急隊員。車には避難した住民の姿も=北京市密雲区で2025年7月28日、ロイター 拡大
洪水で冠水した道路のマンホールを覆う作業をする救急隊員。車には避難した住民の姿も=北京市密雲区で2025年7月28日、ロイター

 中国では、北部や東北部で大雨による被害が相次いでいる。28日には北京市に隣接する河北省承徳市でも土砂災害が発生し、新華社によると、29日正午までに8人の死亡が確認された。習近平国家主席は28日夜、洪水対策に関する「重要指示」を出していた。【北京・畠山哲郎】

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