パンダに仮装したランナーが大会を盛り上げる「わかやまリレーマラソン~パンダRUN~」が11月23日、和歌山市の紀三井寺公園で開かれる。白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」のジャイアントパンダ全4頭が6月に中国へ帰国したため一時は大会名や内容の変更も検討されたが、全国のパンダファンの期待に応えようと今年も“パンダ推し”を継続する。【駒木智一】
県スポーツ課によると、パンダRUNは2017年、気軽にスポーツを楽しんでもらうことを目的に第1回大会が開かれ、今年で9回目。のんびりとした愛らしい動きでスポーツのイメージからかけ離れたパンダを前面に出すことで、普段あまり運動しない人でも参加したくなるように工夫してきたという。
多くのランナーがパンダの仮装姿で走るのが恒例となっており、例年、参加者の約3割がパンダの仮装を楽しんでいる。大会当日には参加者以外にもパンダ柄のフェースペイントシールを無料で配布する。
大会に合わせ、パンダのコスチュームコンテストも開かれ、最高賞の「ベストパンダ賞」など上位入賞者には景品を贈る。担当者は「パンダは白黒なのでコスプレの用意も簡単にできる。気軽に運動とコスプレを楽しんでもらいたい」と話している。
県は10月9日まで参加者の募集を受け付けている。フル(42・195キロ)とハーフ(21キロ)のリレーマラソンは中学生以上が4~10人、小学生が5~15人でチームを組み、1周1・4キロの周回コースをたすきをつないで走る。ファミリーマラソン(1・4キロ)は年齢制限がなく、リレーマラソンとの重複エントリーも可能。
参加費はフルとハーフが高校生以上2500円、小中学生1500円。ファミリーは無料。公式ホームページからか、ファクス(073・488・7308)で申し込む。問い合わせは県スポーツ課内の実行委事務局(073・441・3699)。
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