長野市のJR長野駅前で1月、男女3人が殺傷された事件で、長野地検は18日、長野市の無職、矢口雄資容疑者(47)を殺人や殺人未遂などの罪で起訴した。認否については明らかにしていない。
責任能力の有無などを調べるため、長野地検は今年3月から鑑定留置をしていた。同地検の長沢範幸次席検事は「刑事責任を問えると判断した」とコメントした。
矢口被告はこれまでの取り調べに対し「無罪を主張します」などと供述。「社会に復帰しなければならない」といった趣旨の話をしていたという。
起訴状などによると、矢口被告は1月22日午後8時ごろ、長野駅前のバス停付近で会社員、丸山浩由さん(当時49歳)の左胸部を牛刀で刺して殺害。別の男女2人を刺すなどして殺害しようとしたとしている。【鈴木英世】
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