大阪・梅田の地下街に金の彫像が出現――。
顔や衣装にペイントを施し銅像や彫刻のように立ち振る舞うスタチューパフォーマンスによって、「長時間の同一姿勢」が肩こり痛などの原因となっていることを知ってもらうためのイベント「超酷(ちょうこく)な姿勢展」が18日、大阪市北区の大阪駅前地下道で始まった。
エスエス製薬の鎮痛薬の一部が、頭痛や生理痛だけでなく肩こり痛にも効くことをPR。肩こり痛の原因となるようなスマホ通勤、デスクワークといった日常生活での姿勢のほか、花火大会の観客や大阪ならではのたこ焼きを焼く立ち仕事などの姿を彫刻のように再現した。横に設置された箱にコインを投入すると、パフォーマーが動き出し、肩を回したりストレッチをしたりする演出だ。
スタチューパフォーマンスはフランス発祥とされる大道芸で、欧米の観光地などではなじみ深い。イベントでは関西在住を中心にプロのスタチューパフォーマー5人が演じた。道行く人たちも突然動き出すパフォーマンスに驚き、笑顔でスマホを向ける姿も多く見られた。23日、24日にも1回あたり1時間、それぞれ4回開催される。【北村隆夫】
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