宮内庁は18日、インスタグラムの公式アカウントで、秋篠宮家、常陸宮家、三笠宮家、高円宮家の活動紹介を始めた。これまでは、天皇、皇后両陛下の活動が中心だった。今後は、両陛下の長女愛子さまのお一人の公務、秋篠宮ご夫妻など宮家の公務の写真も投稿する。
2024年4月から始めたインスタでは、両陛下の地方や外国訪問、皇居での行事の様子などを速報的に紹介してきた。宮家の活動については今後、月に1度のペースで前月の活動を振り返り①秋篠宮家②常陸宮家、三笠宮家、高円宮家――の二つに分けて投稿する。
18日夕に初投稿した秋篠宮家の振り返りには、ご夫妻での広島の原爆慰霊碑供花、紀子さまお一人でのチャリティーコンサート鑑賞、次女佳子さまと長男悠仁さまも含めご一家で臨んだ「沖縄豆記者」との懇談――など写真20枚がまとめられた。
両陛下の様子はこれまで通り、随時投稿する。月に1度のまとめ投稿も続け、その際に愛子さまお一人の活動を含める。公務から退いた上皇ご夫妻について宮内庁は「静かにお過ごしになっているので、投稿の対象とはしていない」と説明した。
宮内庁は、皇室の活動やそれぞれの人柄、公務の意義を正しく伝えるために交流サイト(SNS)の活用方法を検討してきたという。フォロワーは18日夕時点で206万人。投稿内容の拡充について坂本俊介広報室長は「より一層、幅広く知られて理解されるように工夫を重ねたい」と話した。【山田奈緒】
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