「花嫁修業に苦労」と発言 前町田署長をセクハラで処分 警視庁

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警視庁町田署=東京都町田市で、鈴木拓也撮影 拡大
警視庁町田署=東京都町田市で、鈴木拓也撮影

 部下に「女子寮にいると自炊をせず、花嫁修業で苦労する」とのセクハラ発言をしたとして、警視庁は町田署の江口博行・前署長(59)を警視総監注意の処分にした。警視庁への取材で判明した。町田署は東京都内で2番目の約600人が所属しており、署長の階級は警視正だった。前署長は18日付で依願退職した。

 警視庁によると、前署長は4月、飲食店での署員との懇親会で、複数の女性署員がいる場で「女子寮は食事が出るので自炊をしない」「花嫁修業で苦労する」と話した。結婚がしにくくなれば「出生率が下がる」という趣旨の発言もしたという。

 また2月には、化粧を落とした女性署員に「元に戻ってしまった」と容姿に関する発言もしていた。警視庁はこれらがセクハラに当たると判断した。

 処分は7日付。警視総監注意は、懲戒処分ではない「監督上の措置」で、注意の中では最も重い。警視庁に匿名の内部通報があり、調査に対して前署長は発言を認めた。「接し方には気をつけていたつもりだったが、申し訳ない」と話しているという。【深津誠】

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