「思い出作りに来たわけじゃ…」 横浜主将、土は拾わず 夏の甲子園

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【横浜-県岐阜商】延長タイブレーク十回表横浜無死二、三塁、阿部葉が2点適時打を放つ=阪神甲子園球場で2025年8月19日、西夏生撮影 拡大
【横浜-県岐阜商】延長タイブレーク十回表横浜無死二、三塁、阿部葉が2点適時打を放つ=阪神甲子園球場で2025年8月19日、西夏生撮影

 全国高校野球選手権大会は第13日の19日、阪神甲子園球場で準々決勝があり、横浜(神奈川)は延長十一回タイブレークの末、7―8で県岐阜商にサヨナラ負けした。

 横浜は17年ぶりの4強入りとはならず、今春のセンバツ大会に続く春夏連覇を逃した。

 試合後、横浜の主将・阿部葉太選手(3年)は涙を浮かべながら「自分の人生を大きく変えることができた」と感謝の思いを口にした。今後は大学に進学する意向であることも明かした。

 試合後の阿部選手の主なコメントは次の通り。

「心の中に入って指導してくれる」

 自分たちの力がなかった。その思いだけでした。

 (試合後、アルプス席にあいさつした後はしばらく動けず)本当に悔しい思いだけでした。春夏連覇を目指してやってきましたが、達成できなかった悔しさが一気に込み上げてきて、スタンドを見た時に、申し訳ないなというか……。本当に悔しかったです。

 <甲子園の土は拾わなかった>

 負けて、偉そうなことを言うわけじゃないですけど、思い出作りに来たわけじゃなくて、甲子園に「ありがとうございました」と、感謝を伝えました。

 <2年生から主将を務めてきた>

 村田(浩明)監督をはじめ、恵まれたスタッフやトレーナーの方々に出会うことができて、自分の野球の価値観や野球に対する姿勢も変わりましたし、自分の人生をこの2年半で大きく変えることができたんじゃないかなと思います。

 仲間と野球ができたことは、人生の誇りです。

 甲子園は高校球児の誰もが憧れる、聖地と呼ばれる、本当に素晴らしい場所だなって思いました。

 <重圧もあったのではないか>

 横浜は常に勝ちを求められる高校だと思っているので、そういったプレッシャーはありましたけど、監督さんが自分をキャプテンに任命してくださって、その思いと、仲間がいるからここまで来られたと思います。

 プレッシャーというより本当にそれをはねのけて、見返してやろうっていう思いが強かったです。

 <村田監督と歩んだ2年半について>

 ここまで熱く、自分たちの心の中に入って指導してくださる監督さんって、この先はたぶん出会えないと思うので、本当に感謝しかないです。

 <今後の進路について>

 進学をして、さらに上を目指していきたいと思います。

 <2年生には主力も多い>

 自分たち(3年生)に何が足りなかったかっていうのは、まだ分からないですけど、3年生は皆、力を出し尽くした試合だったと思います。

 僕たちの思いを、2年生に託したいと思います。

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