全国高校野球選手権大会は第13日の19日、阪神甲子園球場で準々決勝があり、日大三(西東京)が関東一(東東京)に5―3で勝利した。
かつて両チームを率いた小倉全由(まさよし)さん(68)はテレビ解説で放送席から「東京対決」を見届け「こんなにいいゲームを見させてもらった。本当に幸せ」と振り返った。
小倉さんは試合後、日大三・三木有造監督、関東一・米沢貴光監督の元を訪れねぎらいの言葉をかけた。
取材に応じた小倉さんは、互いに点を奪い合う展開に「取ったら取り返す、というゲーム。三高は田中(諒)君が本塁打を打ち、関東一は打線がしつこく、粘り強い。東京を代表する両チームのカラーが出ていた」と称賛した。
米沢監督を「今や全国を代表する監督。甲子園では常に上位にチームを作っている。周りを引っ張る立場の監督」と評価。自身の後を継いだ三木監督にも「三木監督のカラーで三木監督のチームを作った。素晴らしい」とエールを送った。【角田直哉】
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