北海道大理学研究院は19日、化学部門の男性助教が泥酔し、酒に酔って複数の学生に暴力をふるってけがをさせた問題について、「信頼回復に努める」などとするコメントを発表した。
理学研究院はホームページで謝罪し、「被害に遭われた方や関係者と対話し、事案が発生したことと再発防止策について化学部門内に周知し、信頼回復に努めてまいります」とした。
暴力行為があったのは6月。問題を公にしようとしない化学部門の対応を疑問視した学生側が、大学本部に調査や処分を求める事態に発展していた。
化学部門ではこれとは別に、教授が不在になった研究室に残った複数の教員が研究室運営や学生指導から排除され、「教授会によって組織的に孤立させられている」と理学研究院に訴える問題が明らかになっている。
一連の問題を受け、理学研究院がコメントを発表したのは初めて。【鳥井真平】
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