JAへの仮渡し金、異例の1万3000円増額 新潟県産コシヒカリ

Date: Category:速報 Views:2419 Comment:0

JAのロゴマーク=曽根田和久撮影 拡大
JAのロゴマーク=曽根田和久撮影

 JA全農にいがた(新潟市西区)は19日、2025年産コシヒカリの各JAに前払いする「仮渡し金」について、1等米60キロあたり全地域で1万3000円増額すると発表した。JAによると、仮渡し金が1万円以上増額されることは珍しく、記録が残る00年産以降で最高の上がり幅となった。生産者に支払われる仮渡し金は、この金額に各JAが独自の上乗せをするなどして決定する。

 今回の決定により、魚沼産は3万2500円、岩船産と佐渡産は3万300円、その他地区産は3万円と00年以降で最高水準となった。「新之助」は1万3000円増、「こしいぶき」も1万2500円増となる。

 JAは昨今の米価への関心の高まりから数年ぶりに仮渡し金の金額を公表。24年産の市場価格が高騰したことに加え、肥料や燃料などの生産資材価格、物流費などが高止まりしている。また、今夏の猛暑や渇水で生産コストが上昇し、収量確保が不安視されることなどを考慮し、1万3000円の増額を設定したとしている。【戸田紗友莉】

Comments

I want to comment

◎Welcome to participate in the discussion, please express your views and exchange your opinions here.