千葉・鎌ケ谷の前市長がつづる在任時の本音 「たじたじ日記」出版

Date: Category:速報 Views:1989 Comment:0

著書「市長たじたじ日記」を手にする清水聖士さん。政治家が書く本はなぜつまらないかを考えた上で書いたという=千葉県鎌ケ谷市で2025年8月14日午後1時20分、合田月美撮影 拡大
著書「市長たじたじ日記」を手にする清水聖士さん。政治家が書く本はなぜつまらないかを考えた上で書いたという=千葉県鎌ケ谷市で2025年8月14日午後1時20分、合田月美撮影

 千葉県鎌ケ谷市長を19年間近く務めた清水聖士(きよし)さん(64)が、在任時の本音をつづった「市長たじたじ日記」(三五館シンシャ)を出版した。政治から離れ「有権者、政界に遠慮もそんたくもなくなった」と語る。

 清水さんは商社、外務省を経て、2002年に地縁、血縁のない鎌ケ谷市の市長選で初当選した。本では「招待状の来ない」葬儀に出席して有権者に顔を売るため「(市民の)訃報がくまなく(市役所の)秘書課に届く連絡体制を構築」したなど、選挙や役所を巡る打ち明け話を次々と披露。議会で経歴詐称疑惑を追及されたり、新年度予算案が全会一致で否決されたりした際の心境も詳細に記した。

 市内に2軍本拠地がある日本ハムの寮生だった大谷翔平選手にも触れている。「タクシーで移動中もストレッチをしていた」といった目撃情報が多数寄せられたという。

 21年に辞職し、衆院選に出馬したものの落選。この春から麗澤大学(柏市)で客員教授を務めている。清水さんは「政治はみなさんと同じ生身の人間が泣いたり笑ったり、怒ったりしながら携わっていることを知ってもらって、選挙に関心を持ってほしい」と話す。1冊税込み1430円。【合田月美】

Comments

I want to comment

◎Welcome to participate in the discussion, please express your views and exchange your opinions here.