福岡県は19日、久留米市で発見された野生イノシシの死骸から、豚熱の感染が確認されたと発表した。県内での感染確認は1981年以来、44年ぶり。今後は野生イノシシに経口ワクチンを散布するなど対策を強める。
感染が確認されたイノシシの死骸は12日、同市青峰の路上で付近住民により発見された。外傷があるため交通事故死の可能性があるとして定期検査で対応したところ、18日に中央家畜保健衛生所のPCR検査で陽性を確認。19日の国の検査で感染が確定した。
豚熱は人には感染せず、感染した豚肉を食べても人体に影響はない。【宗岡敬介】
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