興行収入が100億円を突破した公開中の映画「国宝」のロケ地となった大津市のびわ湖大津館に、映画鑑賞者や出演俳優のファンが多く訪れています。特別パネル展示は9月下旬まで延長され、ロケ地マップも追加印刷されています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「映画『国宝』ロケ地・びわ湖大津館の人気」を解説します。
Q 映画「国宝」ってどんな映画なの?
A 「国宝」は吉田修一さんの小説が原作で、歌舞伎界に飛び込んだ男性・喜久雄の生き様を描いた映画です。李相日監督が手がけ、吉沢亮さんが主演しています。
Q びわ湖大津館はどんな場所なの?
A びわ湖大津館は1934年に建てられた歴史ある建物で、もともとは「琵琶湖ホテル」の本館でした。今は大津市の文化施設になっています。
Q 映画ではどんなふうに使われたのかな。
A 映画では、歌舞伎が上演される「日乃本座」の外観やロビーのシーンの撮影に使われました。建物の外観が歌舞伎座に似ていることからロケ地に選ばれました。
Q どんな展示があるの?
A ロケの様子を紹介する特別パネル展示があり、映画のシーンに登場した赤じゅうたんや桜柄のカーペットもそのまま残っています。
Q ロケ地マップって何ですか?
A ロケ地マップは、びわ湖大津館の見取り図や撮影風景を紹介したもので、2万5000部作られ、追加印刷もされています。
Q どんな人が訪れているの?
A 映画ファンや出演俳優のファン、老若男女さまざまな人が訪れていて、多い日には40~50人が来館しています。
Q 訪れた人はどんな感想だったの?
A 愛知県から訪れた女性は「映画は2回見ました。雰囲気あって感動しています」と話していました。
Q びわ湖大津館の人はどう思っているの?
A 若代副館長は「この建物を大事に残していかねばならないと改めて使命を感じています」と語っています。
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